043 Design Consulting
オーナーがひと目惚れした富士山を望む立地。その恵まれたロケーションを最大限に生かしたプロジェクト。大開口からリビングに入る光は時間によってその移ろいを感じられるようシミュレーションを重ね、シャープな陰影のイメージに沿うインテリアコーディネートを行いました。キッチンはダイニングテーブルの位置を検討する中で家具の影がノイズに感じ、キッチン、テーブル、カウンターを一体化させ、脚部の目立たない形に仕上げました。
- Type
- Second house
- Style
- Modern
- Coordinator
- Nozoe Saori
オーナーの愛車をオブジェのように飾るエントランスホール。美しい曲線のフォルムを引き立たせるため、硬質な素材と直線のラインを重ねました。壁面に使用したやわらかく、なめらかな石目模様のタイルが室内へといざないます。
リビングはシャープな陰影のラインに合わせたモダンなコーディネートですが、開口部に広がる豊かな自然にもマッチするように、ウッド素材を合わせています。アームチェアをコーディネートのスパイスに用いて、単調な印象にならないように配慮しました。
キッチンカウンターとダイニングテーブルを繋げたオリジナルデザインのキッチンは、間接照明の光のラインがシャープな印象に。奥のパントリーとの仕切りに使用したタイルは透明感のあるカラカッタスタトゥアリオ柄。大判の柄がアートのように空間を飾ります。
大開口から富士山を臨むリビングの床に使用した鏡面仕上げのタイルが、水面のようにその美しい景色を映し出すことで、景色を最大限に楽しめます。夜は間接照明の光が伸びることで奥行きを強調。優しく穏やかな光が、寛ぎの空間を演出します。
パウダールームと同じタイルでコーディネートしたバスルーム。ライトグレーの色調と淡いホワイトの流れ目が醸し出す風合いが、開口部に広がる豊かな自然と調和します。バスルームのみにポイントタイルを用いてリズムを付けました。
ベッドルームにはグレージュとマスタードカラーを合わせ、他のスペースよりもぬくもりのある空間を演出しました。フェザー素材のクッションは背もたれにもなり、ベッドはシェーズ ロングのように語らいの場としても機能します。