004 Design Consulting
住まいにリゾートの要素をプラスすることで、リゾートホテルで過ごすリラックス感を日常の暮らしに取り入れました。家の中心に水盤を設けることで、どこにいても潤いのある水のシーンとその水音に癒されます。庭は、白い小石を敷き詰め光を反射させ、強い日差しを再現。大きなパームツリーがリゾート気分を盛り上げます。インテリアはミドルカラーの木と明るいカラーの表情のあるタイルを組合せ、リラックスできる心地の良い空間に仕上げました。
- Type
- Residence
- Style
- Modern
- Coordinator
- Nozoe Saori
エントランスはトップライト（天窓）から取り入れた光が明るいカラーの内装に反射し光に包まれる、開放的な空間です。真っ直ぐ綺麗に流れる木目が美しい柾目（まさめ）を生かしたアクセントウォールとLDKにつながる両開きのドアの仕様を合わせることで、ダイナミックな印象に。
エントランスホールの扉を開けると広がる光景。エントランスホールから続く表情のあるタイルの風合いが空間を優しく包み、二枚の石の間から水が流れ落ち、静かに水面を揺らす水盤をフォーカスします。
リビングには庭の景色が見やすいように配置した円形のソファが置かれ、庭に敷き詰めた白い小石に太陽の光が反射する目映い景色を眺めます。白やライトベージュを基調とした明るいインテリアですが、テレビが置かれた壁面収納はダークカラーで仕上げられ、生活感の出やすいテレビの存在感を消しています。
リビングとダイニングキッチンは水盤を挟むことで抜け感は残しつつも、独立した空間構成に。床のレベルを下げたリビングから臨む庭とは視線の高さが変わるため、異なる雰囲気を楽しめます。赤い座面が特徴のハイチェアをポイントに、ダークカラーでコントラストをつけたインテリアと木目のダイニングテーブルとの組合せが温かみのある空間となっています。
前室を設けた和室は「HIDEYOSHIルーム」の別名を持つ空間です。通常横張りすることが多い伸びやかなイメージをつくる、長さのあるボーダータイルを縦方向に使用することで、竹の節のように和の空間とマッチします。豊臣秀吉が造らせた「黄金の茶室」をオマージュした金色の和紙が張られた床の間を持つ和室。
磨き面、マット面、粗面を組み合わせたタイルが連続する、パウダールームとバスルーム。それぞれのテクスチャーがランダムに張られることで、照明の光が屈折して輝きを生み出します。アクセントウォールに重厚な素材を用いたことで、グレード感のあるインテリアに仕上がりました。
