031 Design Consulting
庭の景色が映えるように床や柱はダークカラー、壁は白のモノトーンを基本に天井に用いたレッドシダーと美しい木目が特徴のサテンウォルナット、2種類の木材を使用して趣や味わいをプラスしたコーディネート。壁・天井材のレッドシダーの色は、黒くなりすぎない程よい色加減にこだわりました。モダンな印象ですが、木の温もりをインテリアのポイントにしたことで緑豊かな環境とも馴染み、リラックスできる空間をご提案致しました。
- Type
- Second house
- Style
- Modern
- Coordinator
- Kubo Saya
2層吹き抜けのエントランスは、正面にレイアウトした水盤の中央に佇む庭石をオブジェのように眺めます。床と天井にダークカラーを合わせることで安定感が増し、開口から臨む景色が引き立って視線が美しい緑にフォーカスします。
3方向をガラスの開口部とした開放感のあるリビング。恵まれた自然を取り込み、空間と一体化させるため、視線は常に外の緑を意識させました。ハイサイドライト（高窓）やトップライト（天窓）から差し込む光が気象現象の「天使の梯子」のように光線の柱が降り注ぎ、無機質なタイルの床に美しい光景を描きます。
キッチンとテレビボードに用いられた複数色のストライプ模様と不規則にある縞が特徴のサテンウォールナット。ポイントとして各所に取り入れることで空間を繋ぎ、インテリアの連続性を持たせました。サテンウォールナットが生きるよう、ファブリックは空間に溶け込む、シンプルなデザインを合わせました。
パブリックスペースにも庭にも繋がるピロティは、本格的なバーベキューグリルを完備し、天候を気にすることなくアウトドアを楽しめます。
2層吹き抜けのダイナミックなパブリックスペースから一転、秘密基地のように籠る空間としたプレイルーム。天井のレッドシダーとポイントウォールのサテンウォルナットをふんだんに用いて、味わいのある雰囲気に仕上げました。
庭を見下ろす主寝室は、約6.5mの開口から広大な庭をパノラマで臨む特等席。寝室の床はブラックウォルナットのフローリングを使用。それぞれの木材の趣を楽しめる、木に包まれた空間で、心地良い眠りにいざないます。
