001 Design Consulting
和室とリビングが同じ空間に隣接するリノベーションプラン。内装材の色合はリビングと和室が調和するようにまとめ、一室として広い空間に見えるよう考慮しました。和室が浮いてしまわないように、LDKのインテリアにも格子など和の要素や日本の伝統色を取り入れています。日本の建築は古来から観葉植物として竹を取り入れるなど、緑と相性が良いインテリアです。コーディネートにも植物を取り入れ、グリーンが映える和やかな住まいに仕上げました。
- Type
- Residence
- Style
- Natural modern
- Coordinator
- Kubo Saya
和室との仕切りを格子で設けたリビングは、モダンテイストですが、色合いに日本の伝統色を用いることで、和モダンな印象に仕上げています。芥子色( からしいろ)のソファを中心に涅色 (くりいろ)などの渋みを効かせたカラーを用いて、和モダンらしい落ち着いた印象のインテリアとなるよう、意識しました。
滲んだ墨絵のような雰囲気を醸し出す、独特な深みのあるウォールナットのフローリングに黒のパネルがシックな印象を与えるダイニング。ガラスのダイニングテーブルに包み込むような心地良いホールド感を生み出すモダンなアームチェアをコーディネート。ダイニングゾーンはモノトーンの配色を強めた、清潔感のある印象です。
ダイニングの上部は一部吹き抜けになっており、トップライト(天窓)から自然光が食卓を照らす明るく、開放感がある仕様。
デザインのポイントとした集光タイプのダウンライトを内蔵した天井の照明が、ダイニングから和室まで一直線に貫くダイナミックなデザイン。
小上がりの和室。床の間内部の壁も木調とすることで、トータルバランスを図っています。日本の伝統である和と現代的なスタイリッシュなデザインを融合させた、過ごしやすい空間となりました。