036 Design Consulting
「パリ3区にあるアパートメントのようなインテリア」をご希望されたため、現代の要素とクラシカルなデザインが調和した、モダンクラシカルなインテリアをご提案致しました。室内は清潔感のある白を基調に、シンメトリーを意識した均整の取れた構成。趣のあるヘリンボーンのフローリングにモールディングなど建築様式はクラシカルを用いていますが、華美にならないようにスッキリとしたラインを意識しました。
- Type
- Residence
- Style
- Traditional
- Coordinator
- Inagaki Yumiko
やわらかい風合いを見せるタイルは、色むらが少なく落ち着いた印象ですが、豊かな質感が空間の味わいを引き出しています。ヨーロッパの建築様式に用いられることの多いシンメトリーを取り入れることで、明るく軽やかな空間に安定感をプラスしました。
オークを使った、ナチュラルかつシャープな印象のフレンチヘリンボーンのフローリングは、オークならではの虎斑(とらふ)などのオーガニックな表情を見せてくれます。鳥かごのような照明を、オブジェのようにレイアウトしています。
リビングは天井と壁の取り合い部や腰壁に施したモールディングやマントルピースを用いたヨーロピアンテイストの建築様式を取り入れました。置き家具はダークグレーのソファにビビットカラーのクッションが効いた、お手持ちのシックなモダンテイストとしたことで、モダンクラシカルな装いに。現代とクラシカルのバランスを図ったコーディネートです。
ダイニングキッチンの置き家具はアールデコをイメージするテーブルを合わせていますが、同系色でまとめているため統一感のある柔らかい雰囲気です。ダイニングテーブルに施されたカッティングが重厚感を与え、温もりのある光を灯すペンダントライトがレトロな雰囲気を漂わせます。
キッチンはBBQグリルに、スチームオーブンやワインセラーなど最新の機能を備えたダークカラーのバックセットが、クラシカルな空間に現代的なシャープさを加え、メリハリを効かせました。真鍮のような水栓など、細部までこだわったコーディネートです。
以前は活用されていなかった屋上に人工芝を敷き、ルーフバルコニーに。BBQグリルやアウトドア家具が持ち込まれ、屋外をひとつの部屋として活用することができるようになりました。