022 Design Consulting
暗さを払拭するため住まいの基調は白く軽やかさのあるモダンなインテリアとし、自然光を取り入れながら照明計画を緻密に行ったリノベーションプロジェクトです。吹き抜けの壁面に従来横張で使うタイルを縦に使用し、伸びやかな空間を強調。リビングとテラスがフラットにつながることで内外の境界を曖昧にし、更なる広がりを与えたテラスが、滝の涼やかな水音と心地良い風で最高のリラックスタイムを演出します。
- Type
- Residence
- Style
- Modern
- Coordinator
- Inagaki Yumiko
暗さを払拭することが課題のリノベーションプロジェクト。特にエントランスホールが暗く、住まいの第一印象を落としていましたので、白を基調に光沢のあるタイルや、従来横張で使うものを縦に使うことで、吹き抜け空間に縦方向の連続性を持たせ、伸びやかな空間に仕上げています。
インテリアは白を基調に素材で変化をつけたモダンな空間とし、温かみを家具や照明でプラスしたコーディネートです。置き家具は飼われている愛猫が、すぐに引っ掻いて生地をダメにしてしまうとのことで、引っ掻きにくい素材を第一条件に選定しました。
ダイニングはダイニングチェアを軸に白い空間を引き締め、ポイントとして使用した木の素材やアクセントカラーが引き立つようなコーディネートを行っています。不安定な平衡を表現した照明が灯すたおやかな光に包まれ、モダンの中の”柔らかさ”を感じて頂ける作品となりました。
白を基調としたインテリアの1階にあるトイレは、そのシックさが意外性のある空間に。様々な種類の石材をボーダー形状で組み上げた、天然石ならではの存在感を放つ壁面。床にはクォーツサイトを模したベーシックなデザインのタイルを合わせた重厚感を楽しめます。
ファミリーリビングはLDKと趣向を変え、レンガ調のタイルをアクセントに用いた趣のあるインテリア。赤みの強いカラーのフローリングを用いてレンガ調のアクセントウォールとトーンを合わせることで、統一感を持たせました。
ご主人の寝室は大地や木の幹を思わせるブラウンと、植物を連想させるグリーンを合わせたコーディネート。自然とリンクするアースカラーは落ち着きのある空間にフィットします。
パウダールームから続くバスルーム。全体の基調はやわらかなベージュですが、ポイントとしたダークカラーをスパイスに、輝きのあるモザイクタイルで空間をつなげました。