002 Design Consulting
タワーマンションのリノベーション依頼で、リビング学習ができるLDKとロケーションを生かしたバスルームをご希望されました。インテリアは学習デスクとリビングがなじむように、木目が美しいオーク材を床や壁、造作家具に使用することで統一感を与え、木の温もりに包まれたような感覚を味わえます。バスタブの位置を変更して窓際に設置し、夜景を見ながらお風呂に浸かれる贅沢な仕様に。上質な素材を用いでグレード感を上げたプロジェクトです。
- Type
- Residence
- Style
- Natural modern
- Coordinator
- Inagaki Yumiko
限られたエントランススペースに広がりを与えるミラー張りの壁面。石框は時間をかけてゆっくり固まるため密度が高く、硬い花崗岩の本磨き。緻密な石目と光沢をエントランスのポイントとしました。
タワーマンションという都会の環境ですが、豊かな木目が生きるインテリアにシックな黒を効かせることで、温かなぬくもりと洗練されたデザインを両立しています。廊下とLDKとの仕切りは一部ガラスを使用することで、広がりのある空間を叶えると共に、家族の帰宅や外出が分かる、コミュニケーションが図りやすい仕様となっています。
リビング学習を行うデスクは、テレビがある対面に2つのデスクをシンメトリーに設置することで集中力を高め、正面は予定やメモを書き込めるホワイトボードで仕上げ。均整の取れた配置にすることで、壁面収納のようなすっきりとした印象です。
バスルームと洗面室をガラスで仕切り、仕上げも統一することで連続性をもたせて広さを演出。グレー系のタイルが上質な木の素材を引き立たせ、和モダンな印象に。バスルームも同一のタイルで合わせ、造作家具に使用した上質な木の質感がホテルライクな空間を叶えました。
給排水の設備配管ルートを検討し、床のレベル調整を行うことで間取りの変更を実現した、抜群のロケーションを最大限に楽しめるバスタブは、御影石を使った特注仕様。壁や床に使用したダークトーンのタイルに開口部から広がる夜景が一層映えます。バスルームにはベンチも完備され、窓の外に広がる夜景を思う存分堪能できる仕様です。
黒雲母の大胆な紋様が金属質で重厚感ある割れ肌のタイルと、厚みの違うシルバスをミックスすることで、割れ肌特有の凸凹感が増し、独特の立体感を得たレストルーム。