053 Design Consulting
1階にオフィス、2階は子世帯の住宅、3階を親世帯と多目的室のある、地上3階建ての事務所併用の二世帯住宅の計画。各フロア、ナチュラルカラーを用いることで統一感を図り、用途の多い建物をまとめています。3階にある多目的なカンファレンスルームのみ趣向を変えたヴィンテージ感のあるインテリアとし、遊び心をプラスしました。
- Type
- Residence
- Style
- Modern
- Coordinator
- Earnest Square
間仕切り壁にガラスを多用することで閉塞感を無くし、奥の開口から庭の緑を取り込むオフィス。社員のコニュニケーションも図りやすく、清潔感のある仕上がりです。
2階の子世帯は、ベージュを基調とした柔らかい雰囲気のインテリア。温かなオレンジ色のシートとバックレストに丸みのあるシルエットが特徴的なアームチェアがポイントです。ゆったりと量感のある座面の広いソファを合わせ、リビングに求められるリラックス空間に相応しいコーディネートを目指しました。
一方、ダイニングキッチンはブラックを用いることでシャープさをプラスした、ツートンカラーのコーディネート。コの字型の収納がリビングとのゾーニングを行い、ダイニングテーブルを囲うことで空間に安定感を与えています。
モールディングをあしらった廻り縁や黒い格子窓、藤田嗣治の代表作品「Café」のアートが馴染むコーディネートは、モダンなインテリアの中に上品さが漂います。
美しい石目模様のタイルと木目の収納やカウンターを組み合わせ、白とベージュを基調とした温もりのあるインテリア。ミラーを縁取る柔らかな間接照明の光が包み込む、子世帯のパウダールーム。
親世帯は仕切りに障子を取り入れた和モダンのインテリア。木目の質感を感じるフローリングに曲線のフォルムが、心地良い手触りを叶えた木製家具を合わせた、安らぎのある空間に。
3階にある多目的なカンファレンスルームは、遮光性の高いロールスクリーンを下ろすと自然光を遮断する暗室となり、シアタールームとしても使用できます。大人数のパーティーにも対応できるように、1面すべてをベンチソファとしました。
ソファの対面にはキッチンがあり、軽食も振舞えます。天井と床の仕上げを合わせることで、奥行きと落ち着きを演出。
カフェのような雰囲気で、黒のシェードに赤いコードを効かせたペンダントライトがポイントのキッチン。パーティーの際はバーカウンターとしても活躍します。ナチュラルで柔らかい他の空間とは趣向を変え、ヴィンテージ感のあるインテリアを楽しめるコーディネートです。