026 Design Consulting
共働きのご夫婦が暮らしやすいように、生活に必要な空間を2階に集約して平屋のようなのびやかな動線を叶えました。階段を中心に建物を南北で分けて北側はパブリックスペース、南側をプライベートスペースに。東側に開口を設けたリビングは海の見える眺望を生かしてL字に開口をとり、眼下の建物を見せないことで浮遊感を得ました。西側に開口を取ったダイニングキッチンは山に面し、豊かな緑を臨む海と山の景色を堪能できる住まいです。
- Type
- Residence
- Style
- Modern
- Coordinator
- Earnest Square
エントランスを入ると目を奪う滝。２層吹き抜けの１階と２階部分の壁面をガラスで仕上げることで、緑豊かな西側の庭を一望するダイナミックな空間です。外部から続く天然石を細いボーダーに仕上げた壁面が微妙な色の濃淡と石本来のクラシカルな重厚感を空間に与えます。
開口いっぱいに広がる海と奥の竹林の緑が共演する豊かな景色を楽しめるリビングは、ベージュとグレーのニュートラルカラーのコーディネート。中間色を合わせることで、落ち着いた印象に仕上げ、開口に広がる鮮やかな景色が映えます。インテリアのスパイスは、彫刻作品のようにどこから見ても美しいセンターテーブル。
家族が集うダイニングキッチンはリビングとは異なる山の景色を楽しめます。鏡面仕上げの壁面収納とブラックガラスを用いたディスプレイ棚に木々の緑がアートのように映り込み、木漏れ日をさまざまな形をしたクリスタルガラスのオーナメントが受け、光を拡散する美しい空間です。
連続するパウダールームとバスルームがホテルライクな仕上がり。リビングよりトーンを落としたベージュとグレーのニュートラルカラーのコーディネートとし、大胆な石目模様を描く壁面とクォーツサイトを模した床のタイルを合わせ、シックな印象に仕上げています。
1階のゲストルームを兼ねた和室は、ゆとりのある前室を設けた「離れ」のような空間に。前室の天井には杉の突板を使用し、矢羽根模様に編んだ杉柾矢羽根網代（すぎまさ やばねあじろ）。旅館に訪れたような情緒を味わえます。
１階にあるシアタールームは、趣味の映画鑑賞を心置き無く楽しめる空間です。ご夫婦揃ってリラックスできるように、包み込まれるようなフィット感のあるパーソナルチェアをレイアウトしました。
