007 Design Consulting
同じ敷地内に、親世帯と子世帯それぞれの家を建てた別棟型二世帯住宅。親世帯のご希望は「アンティークが似合う家」。30年以上前に購入した家具を新居に合わせて生地を貼り替え、塗装し直し、お手持ちの照明や絵画に合う、新築にはない趣を重視しました。一方、子世帯は明るく開放感のある住まいですが、どこか親世帯の面影を感じるインテリアに。共通する要素を持ちながら、それぞれの好みやライフスタイルに対応しています。
- Type
- Residence
- Style
- Traditional
- Coordinator
- Earnest Square
エントランスはテラスに面しているため開口感があり、そのまま庭に抜けることも可能です。三和土を広く取ることでレセプションルームの役割も果たすレイアウトで、カフェのような寛ぎの場となっています。
メインリビングは、使い込むほどにヨーロピアンの味わいを醸し出すヘリンボーンに張られたフローリング仕上げ。ソファや椅子は愛用していたものを新しい空間に合わせて、生地を張り替えました。真新しい物にはない味わいのある雰囲気が、この住まい全体に漂います。
ダイニングは可憐な花柄のクロスをポイントにしたコーディネート。極細の糸で織られた薄くて軽いレースカーテンを合わせました。上品な透け感が魅力的で、外の景色も楽しめる開放感のある印象。太陽の光を柔らかく取り込み、優しい風合いのカーテンに日が当たって、レースの色でほんのり色づくお部屋も幻想的です。
キッチンは白を基調とした清潔感のあるインテリアに。パターン張りしたタイルは、大判タイルをマットに、小さなタイルは磨き仕上げで、美しい光のコントラストを生み出しました。きらりと繊細な輝きを放つクラシカルな床が、モダンなキッチンに清楚な印象を与えます。
フレッシュで清潔感のあるパウダールームとバスルームは、ネイビーカラーのモザイクタイルがアクセント。家具のように造られた洗面カウンターには、可憐なペンダントライトが似合います。
ダイニングと色違いのクロスを使用したベッドルーム。可憐な印象のダイニングとは異なり、ダークなカラーを用いたことで落ち着いた雰囲気に。ゆったりとリラックスできる空間が、深い眠りにいざないます。
子世帯のLDKは素材感のあるフローリングと絶妙に配色されたグレイッシュホワイトの壁とした明るい空間。若いご夫婦らしい清々しいインテリアですが、親世帯と開口部やポイントカラーを合わせることで、どことなく親世帯と子世帯のインテリアをリンクさせています。
ストライプ柄のアクセントウォールに合わせた子世帯のベッドルーム。モダンなインテリアに木のアイテムをプラスすることで温かみをプラス。クールな印象を与えるモダンなインテリアにぬくもりを与えたコーディネートです。