芝生の庭を囲むように2方向へ長く伸ばし、水平ラインを際立たせた外観。洗練されたホワイトカラーの庇の両端にグレーの大判タイルの壁を配置し、色と共に水平方向に伸びる形状のアクセントとしました。

曲線を描く門扉を抜けると、水平に伸びる木目天井が室内へと誘うエントランス。真っ直ぐと伸びる木目と、曲線を描くブラックのアイアンの対比が美しいコーディネートです。

乱形石を用いたポイントウォールや羽目板天井を採用し、庭の緑と調和するナチュラルなモダンテイストで仕上げたリビング。夕景は間接照明によって石の陰影が浮かび上がり、幻想的に彩られます。

柔らかな色合いの石目調タイルと、羽目板の庇が美しく伸びる明るいテラス。リビングの天井から庇まで同じ木目で連続させて内外を繋げ、外部との一体感を感じるデザインに。落ち着いた表情を持つタイルで、穏やかに過ごすアウトドア空間を演出しました。

手仕事ならではの独特の風合いが際立つ、左官仕上げの廊下。扇形に広がる仕上げで、光の当たり具合によって移ろう豊かな表情が、空間に趣深い魅力を与えています。

バスルームには、控えめな色合いと脈模様の美しい石目調のタイルを採用。バスコートまで繋げ、伸びやかな空間を演出しつつ、シンボルツリーを際立たせるデザインです。

深緑の壁紙で重厚感を与え、他の居室とは雰囲気を変えた書斎。木目の表情が美しいオーク材のフローリングを採用し、温もりを添えました。