045 Design Consulting
海を見渡す一軒家のフルリフォームプロジェクト。建物の高低差を支えるために存在していた地下ピットを居住空間に変えることで、約80畳のアミューズメントルームを叶えました。自然光が入らないため照明計画を工夫して、閉塞感を与えないように気を配っています。地上階は既存のプールとウッドデッキを生かし、リビングダイニングにコーディネートしたのはアウトドア家具。屋外と室内でフレキシブルな活用を可能にしています。
- Type
- Second house
- Style
- Natural modern
- Coordinator
- Tahara Mari
リゾートらしいラフさのあるエントランス。玄関扉の正面は海が見渡せる開口があり、景色(海)が主役となるよに、シンプルなコーディネートを意識しました。
エントランスから右手に進むと広がるLDKとインフィニティプール。リゾートらしい爽快さに、木の温もりを加えたナチュラルモダンな装い。
インフィニティプールのあるテラスとひと続きになるLDKはすべてアウトドア家具でコーディネートしています。プールで泳いで濡れたまま、リビングのソファで寛ぐことができるコーディネートで、リビングのソファやダイニングチェアをテラスに持ち出すことも可能に。屋外と室内をボーダレスな空間としました。
ゲストルームも含め、複数あるベッドルームはそれぞれ異なるポイントカラーを使用しました。こちらはネイビーのアクセントウォールに合わせた寒色系のコーディネート。
主寝室とつながるパウダールームは、全体の色調を統一することで圧迫感を抑えた開放的な空間に。やわらかな光を灯す間接照明が足元を照らし、海外のホテルのような水回りのコーディネートです。
地下のピットに設けたアミューズメントルーム。LDKよりもやや重厚感を意識したインテリアです。自然光が入らないため、間接照明やLEDのライン照明に間接照明など、照明計画にこだわりました。また、仕切りやドアを極力設けず、視線が抜けることで閉塞感を与えないように配慮しています。
「地下の光が入らない空間でも、朝日を感じて目覚めたい」とのご希望から、寝室のあるエリアのアクセントウォールの上部照明は、朝になると青白い爽やかな光が自動点灯します。夜は温かみのあるオレンジ色に灯り、シーンによって使い分けが可能です。