034 Design Consulting
1階がエントランスと駐車場に倉庫、2階が受付と待合室に予防歯科の診察室、3階が審美歯科や矯正歯科の診察室、4階は手術室、回復室、Ｘ線室など最新の医療設備を充実させたフロア構成のデンタルクリニックです。医院経営においてデザイン性は重要な要素。ガラスが清潔感を演出し、壁面はレンガ調とすることで重厚感のある信頼性を現したデンタルクリニックは、トップライトから差し込む光が空間をドラマティックに演出します。
- Type
- Clinic
- Style
- Modern
- Coordinator
- Tahara Mari
3層吹き抜けのダイナミックな2階の受付。ファサードの曲線とリンクするように曲線を描いて張り出した3階、4階が浮遊するフロア構成です。無機質な空間の中で受付ブースは木製パネルを使用し、温かな雰囲気に人々が自然と集うよう、演出しました。
受付ロビーの奥に広がる待合室。空間の核となるレンガ調の壁が無機質なガラスと鉄骨の建物に重量感と趣きを与え、クリニックの信頼性を高めます。吹き抜けの空間ですが、落ち着いたレンガと木の風合いでリラックスできる心地の良い環境を整えています。
予防歯科の診察室。空間に閉塞感が出ないよう不透明なガラスを間仕切りに、患者様の視線の先の壁面には木製パネルを採用しました。スムーズな動線を叶えながら、患者様には安心感を与えることのできる診療室です。
3階にある審美歯科や矯正歯科の診察室は、ユニットごとに個室に分かれたつくり。インテリアは白を基調に間仕切り壁にはガラスを使用。閉塞感を払拭すると共に白とカラーガラスの透明感溢れるグリーンが、清潔感のある空間を演出します。ガラスの上下のみ透明に、他は不透明になるフィルムを貼ることで、プライバシーの確保や入室の有無など、利便性にも長けたデザイン。
270度のガラスの開口で仕切られたオペ室は、最先端の施術を世界に向けて発信する舞台に相応しい、他の階とは異なる重厚感を取り入れたインテリア。ガラスのグリーンとリンクする針葉樹のように深い緑色をした、大理石のインド蛇紋石をアクセントウォールとしてコーディネート致しました。
繭（まゆ）のような曲線を描く回復室は、不透明のタペストリーガラスを使用したデザイン。開口部から注ぐ自然光を取り入れ、包み込まれるような安心感を与えられるように配慮しました。
眺望の良い院長室は白を基調とした室内に、ファブリックの黒で締めたモノトーン。多忙な業務の合間にゆったりと安らげるよう、床は茶系のカーペットを合わせています。
