027 Design Consulting
高台にある閑静な住宅街に建つ住まいの建て替え計画。「飽きのこないデザインにしたいけれど、ガラスの箱のような空間は苦手。優美さを感じる住まいにしたい」とのご希望。そこで、空間はスッキリと仕上げ、ディティールで華やかさを盛り込みました。ドレープの美しいカーテンやエレガントな置き家具が華やかな印象ですが、空間そのものは白を基調としたシンプルな仕上がり。シンプルですが無機質に見えず、優美さは細部のディティールで魅せたプランです。
- Type
- Residence
- Style
- Elegant
- Coordinator
- Tahara Mari
バカラのシャンデリアが瞬く、吹抜けの玄関ホール。アイアンの手すりとワインレッドのカーペットが気品を与え、オペラハウスを思わせるドラマティックな空間がゲストを出迎えます。
空間自体は飽きが来ないよう装飾を抑え、アイボリーを基調としたシンプルな設えに品格のあるトラディショナル家具をコーディネート。ポイントとしたモスグリーンが落ち着きのある雰囲気を演出します。夜のリビングはカーテンのドレープが際立ち、華やかさが一層際立ちます。
白でコーディネートしたキッチンは、バカラの赤いペンダントライトや戸棚のゴールドの金具といった指し色をさりげなく効かせています。キッチンはブラインドを採用し、差し込む光が美しい影を落とす、陰影を演出しました。
ガラスのモザイクタイルと段々にリズムを刻むバスルーム。家族で楽しめる円形のバスタブを囲む御影石は、美しい光沢と細かい石目が繊細な印象を与えます。
ゆとりのある1階のトイレは壁面に施した大理石のモザイクタイルがアクセント。天然石ならではの風合いが、重厚感のある空間に。ゲストも使用することが多いトイレはリビングと同じドレープの美しいカーテンを合わせ、空間を繋ぐコーディネートを行いました。
ダークブラウンを締め色に使用した、落ち着きのあるインテリア。スッキリとシンプルな空間に、シンメトリーを意識したトラディショナルなテクニックを用いて、シンプルな空間に上品さが漂うように意識しました。
