021 Design Consulting
外国人仕様のメゾネットタイプマンションのリノベーション。住まい全体のイメージは白を基調としたモノトーン。素材の上質さが空間に余裕を与え、シンプルの中に華やかさがあるインテリアに仕上げています。一方で、ご主人の書斎兼寝室は趣向を変えた、重厚感のあるトラディショナルな仕様に。お子様のお部屋もそれぞれの希望を叶え、パブリック空間は統一感のあるモダンなインテリアでまとめ、居室に変化をつけたプロジェクトです。
- Type
- Residence
- Style
- Modern
- Coordinator
- Tahara Mari
2層吹き抜けのエントランスはモノトーンですが、大理石の石目模様が華やかな印象に。床や階段に設けたフレームが印象を引き締めた、直線美が生きる空間です。
キッチンもモノトーンを基調としたインテリアで仕上げています。こちらはガラスのモザイクタイルやテレビを内蔵したブラックミラーガラスなど、輝きのある素材でモノトーンのインテリアにラグジュアリーな印象をプラスしました。
リビングダイニングは広さを生かし、長年かけて形成された石目模様の力強さを感じるマットタイプの大判タイルが、存在感を放ちます。こちらもモノトーンで仕上げましたが、オーナーが希望された和の空間が無機質さや冷たさを排除しています。
夜のリビングは、隣接する和室の床の間が間接照明によって照らされ、薄暗くなった景色と重なり、夕陽のような夢幻的な美しさを魅せます。
バスルームにつながるパウダールームは、同じモノトーンでも茶系に寄せることで柔らかい印象です。アクセントウォールに用いたモザイクタイルは、色付きガラスを型抜きしたラフエッジ仕上げと天然石をミックスすることで、味わいのある印象に。
ご主人の書斎兼寝室は趣向を変えて、重厚感のあるトラディショナルな仕様。書斎スペースから続くクローゼットには秘密の階段があり、ここからエントランスに抜けることも可能です。隠れ家的な要素も加えることで、スパイ映画のアジトのような遊び心のある空間です。
ご子息のお部屋は、天井高を生かしたバーチカルブラインドをポイントに、壁面を覆う造作家具の本棚は、ディスプレイ棚としても機能します。
お嬢様のお部屋は白いフローリングによって圧迫感を抑え、床だけでなく壁や天井も白系で統一することで、全体がよりすっきりとまとまります。ピンクのアクセントウォールは開口部分とし、適度なバランスを図りました。